プロフィール

ミスター・カエル

Author:ミスター・カエル
暇な時、ものっすごい暇な時に、チラ見する感じで見始めて、最後はガン見してるみたいな。結局は変態と同じじゃねーか。という感じで見てくれればいいかと思います。

遊び半分なブログ。

カテゴリ
カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
FC2ブログランキング
検索フォーム
QRコード
QRコード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

神様のヒマ潰し 後編

「ここ9人居ないか?」


ある麻雀店にて、1人の男が殺された。

毒を盛られ、それに苦しみ倒れた拍子に、おでこにローピンが当たり死亡。

「クリリン殺人事件」として、捜査が始まり、現場にいた数名が重要参考人として取調べを受けることに。

そして現場をとらえた監視カメラの映像画面に、決定的なものが映りこんでいた。


「ここ9人居ないか?」という言葉に、全員は顔を見合わせた。

顔より画面を見ろと私は思ったが、あえて言わなかった。


刑事「9人だと!?そんな馬鹿な。現場には8人しか居なかったはず」

長髪「ちょっと数えてみろよ!」

刑事「ひい・・ふう・・みい・・本当だ・・・9人居るぞ!」

私「何で数え方変わったのかわからないが、後もう1人って誰だ?」

店員「いや、あの時からは誰もあの場所から出てないはずだ!」

長髪「それともここにも9人居るか?」

刑事「ちょっと待てよ。アン・・ドゥ・・トロワ・・・いや、8人だ」

私「その先言えんのか!トロワの次は何だ!?」

女「じゃあ、いったい誰なの!?」

刑事「全体を映してるため、顔がいまいちわからないなぁ。」

金持ち「顔!アップ!カモン!」

デブ「ちょっと待ってください?現場に9人居たとしても被害者を抜けば8人。でもあの時は被害者を入れて8人だったはず・・・」

長髪「今、ここに8人いるって言ったよな。」

女「ちょっと何ぃ!?怖いじゃない!」

店員「ここに居るのって全員、あの時居た奴らだよな?」

私「あれ、何だこの違和感・・・」

その瞬間、この場に緊張が流れ、全員が硬直した。

そして誰もが思った。被害者の亡霊が、まだこの辺りをさまよっているんじゃないかと・・・。

刑事「あ、ゴメン。俺も足してたわ」

その言葉に全員がシーンとなり、刑事に向く不信な目が飛んだ。変な数え方してるからだと。

とりあえずこの場には、重要参考人となる7人がおり、そしてここには居ないもう1人の人物がカメラに映っている。

たしかにあの時、被害者を抜いても8人居た。そのもう1人の謎の男。

そう、謎という一文字が大々とプリントされたTシャツを着ていた男だ。それが逆に、全然怪しくなかったので、あまり気にしてなかったが、

まさか、そいつがこの事件のカギを握ることになるとは・・・。

とりあえず私達はビデオを巻き戻し、もう一度、飲み物のアップされて容疑者が映った部分を確認することにし、

アップされる前まで巻き戻し、再生された。

長髪「・・・おい、この時まだ8人しか居ないじゃないか!」

私「あ、本当だ!おい刑事、ちょっと数えてみなよ!」

刑事「いや、いいわ。見ればわかるし」


それから、被害者の飲み物がアップになって犯人が映るまで、固唾を呑んで見守る。

というか私以外、緊張しすぎじゃないか?汗かいてたり、鼻息荒かったり、貧乏揺すりしてたりと。

他人から見れば、私より完全にこいつらの方が怪しい。まさか・・・。

刑事「黒だ!今、毒入れた奴の服の色、黒色だったぞ!」

女「って事は私じゃないわ!私は黒い服なんか着てなかったはずよ!」

デブ「たしか、俺は白い服を着てたような気がする」

長髪「俺もだ!俺もまっ白だった!」

店員「俺、制服だから、制服に黒も白もないからね!」

金持ち「ホワイト!」

刑事「俺もあの時は白だったかなぁ・・」

私「とりあえずビデオで確認してみれば!!」


全員、黒い服を着ていた。

何なんだ、この奇跡。

益々ややこしい。謎の男ってのも何だ。

謎の男がないにしろ、この中の誰かが、カギを握ってるはずだ。というか全員、握ってそうだが。

その時、私はピンと来た。全員・・・?


私「犯人がわかった」

刑事「え、マジで!?」

女「何ですって!?」

店員「もう1人の男じゃないのか?」

長髪「まさか、この中にいるとかいうんじゃないだろうな!」

デブ「それ俺が言いたかったのに!」

金持ち「・・・・・」

私「その前に、ここの全員に怪しい点が見られる」

私「まず金持ちそうなあなた、カメラ映像の飲み物がアップされた時、すぐに「ウーロン茶か」と言いましたよね?何でわかったんでしょうか?この画質の悪い映像だけじゃわからないはず。それに現場でも離れた席で麻雀を打っていた。」

私「太ったあなた、飲み物が映し出され、みな飲み物に注目していた時、あなただけ手牌のことばかり気にしていた。これは飲み物じゃなく手牌に注意をひきつけて誤魔化そうとしたとも考えられる。そしてそれが終わると急に私を犯人だと問詰めた事も疑わしい」

私「そして店員さん、あなたは被害者が倒れた時、すぐに警察を呼んだ。なぜ救急車じゃなかったんでしょう?急病で倒れたのかもしれないのに。それなのにあなたはその場に居た人達にここから動くなと、まるで最初から殺人だとわかったような口振りだ。」

私「女性のあなた。あなた、やけに店員に絡んでいましたが、店員のこと嫌いなんですか?」

私「友人のあなた、悟空のセリフしかしゃべってませんよね?何しに来たんですか?」

私「そして最後に、9人目の謎の男。・・・それは刑事さん、あなたですね」

刑事「・・・・!」

長髪「あれ?最後って、俺は!?」

私「あの時、あなたは通報がある前から、なぜかあの場所にいた。そして警察が来たと同時にそこに紛れ込んだんでしょう。あたなは刑事としておかしい点がいくつもある。さっきも重要参考人の人数を数える時、無意識に自分も足してしまっていたのは、そういう事でしょう。」

私「このように、ここに居る誰もが犯人に怪しまれてもおかしくない。これはどういう事か?この監視カメラ、ウーロン茶、黒い服、毒物、クリリン、これらによって犯人が結びつきました。」


私「そう、犯人は・・・・」


それを言いかけた時、麻雀店に1人の男がやって来た。

そいつは刑事に向かって、こう言った。

「警部。重要参考人から預かった正露丸から毒物が発見されました!」


おわり

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。