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ミスター・カエル

Author:ミスター・カエル
暇な時、ものっすごい暇な時に、チラ見する感じで見始めて、最後はガン見してるみたいな。結局は変態と同じじゃねーか。という感じで見てくれればいいかと思います。

遊び半分なブログ。

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傘がない

ジャムおじさんのお葬式に参列したアンパンマン。


しかしアンパンマンは、ジャムおじさんが死んだことよりも、

これからどうしようかを悩んでいた。

今までは調子に乗って、顔を自慢げに食べさせたり、びしょ濡れになって使い物にならなくしたりして、

次々とジャムおじさんに顔を替えてもらっていたが、

ジャムおじさんが死んでしまった以上、餡子もくそもない。

顔の大切さに、改めて気が付いたアンパンマンであった。


二度と顔を替えられなくなったというわけではなく、

ジャムおじさんが作り置きしていた顔が3つ、冷蔵庫に保存して残ってある。

出来立てほどの活力は漲らないが、それでも十分である。

もしもの時の為にジャムおじさんが残しておいてくれたものだ。


多分、バイキンマンに水に濡らされてから、顔作りがスタートするわけだから、

「これは間に合わない」と思った時に、予備として作ってあったのだろう。その日のコンディションとかもあるし。

たまに、交換した瞬間「あれ?」って時あったしね。「元気100倍?」みたいな時あったしね。

でも、今はその予備をを糧にして生きているのだ。


それから、数日くらい家を空けていたある日のこと、

数日ぶりに帰って来ると、何日か前に停電になっていたみたいで、冷蔵庫の電源が切れていた。

冷蔵庫からは異臭が漂っており、アンパンマンは嫌な予感がした。

そう、顔が全部、腐っていたのだ。


こんな時に・・・。アンパンマンの顔はすでに濡れていたのだ。 

予備があると思って、甘く思ってたのかもしれない。

それは少し前、川に居たときの出来事で、

川辺の近くに居たアンパンマンは、うっかり顔を川の中に落っことしてしまったのだ。

すると、川から女神みたいなのが出て来て、「金の顔」か「銀の顔」どちらを落としたか聞かれ、

素直に「普通の顔」ですって答えると、本当に普通の顔だけ渡して帰ったのだ。

金と銀の顔も貰えると思っていたのに、それなら金の顔って言っときゃ良かった、と思うアンパンマン。

しかも、この渡された普通の顔、びちょびちょのままなのだ。せめて乾かしてくれてもいいものを。

そのびちょ濡れの顔のまま、フラフラになりながらも、なんとか家に辿り着いたというわけだ。


取り替えるか・・・、この腐った顔と。

一応、腐っていても「元気1.5倍」くらいで、日常生活には支障はきたさないし、濡れた顔よりかはマシだが、

腐った顔のアンパンマンっていうのは大丈夫だろうか?

カビだらけで、ゾンビに近い顔つきになってしまうが、それでも子供達は愛してくれるだろうか。

いや、ダメだ。

こんなのヒーローじゃない。子供なんて結局は外見なんだから。PTAとかもうるさいしなぁ~。


その時だった。

「助けてーー、アンパンマーン!」

はい、来た。

バイキンマンのお出ましだ。

ここ2,3ヶ月見ないと思ったら、この一大事の今日になって現れるのだ。

もうやる気もでないし、顔も無いし、聞かなかったことにしようとした。

しかし、アンパンマンの正義感だけは腐っていなかったのだ。

アンパンマンはその声に向かって飛んで行った。

「アンパーーンチ!!」



その翌朝の新聞に、アンパンマンが一面のトップを飾った。

『ゾンビアンパンマン、町に現る!』




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