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ミスター・カエル

Author:ミスター・カエル
暇な時、ものっすごい暇な時に、チラ見する感じで見始めて、最後はガン見してるみたいな。結局は変態と同じじゃねーか。という感じで見てくれればいいかと思います。

遊び半分なブログ。

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STAY DREAM

俺の友達は万引き屋だ。


その名も「みっちゃん」といい、数々の万引きに成功している。

”余裕のみっちゃん”の異名で知られていた。

俺はそれを見張りでもなく、ただ見学として、毎回着いて行っていた。


そして今回の場所はコンビニ。

俺は先にコンビニに入り見学。そしてみっちゃんが入ってきてから万引き開始しである。

みっちゃんがまず手を出したのは、なんと2ℓのペットボトルだった。

そんなでかいもん普通なら万引きできるはずもないのだが、みっちゃんならやってくれるんだろう。

すると、みっちゃんはペットボトルを長袖の袖の中に入れ始めたのだ。しかも2本も。

そして、もう片方の腕の袖にも2本入れ、合計8ℓもの量を服に忍ばせた。

みっちゃんの腕は、ものすごいアームストロングとなっていた。

だが、腕だけ大きくなっていると不自然だと、今度はスナック菓子に手を付けた。

ポテチなどのスナック菓子の袋を大量に、服の腹部や背中に補充するかのように詰め込んだ。

これで上半身の服はパツンパツンになり、細長だったみっちゃんが、ワンピースの登場人物のようなガタイになっていた。


俺もこれで終わるのだろうと思っていたが、甘かった。

みっちゃんはそのまま、雑誌コーナーに走った。

まさかと思っていたが、そのまさかだ。ズボンに入れ始めたのだ。もちろん下はブーツにインしてる為、漏れる心配はない。

しかし、みっちゃんも好き勝手、入れているわけではない。

「欲しいものしか万引きしない」という格言を持ったみっちゃんは、逐一、雑誌をパラパラと立ち読んで、

欲しいと思ったものだけズボンに入れているのだ。

ペットボトルで動かしづらいであろう腕を、必死に持ち上げて、パラパラと捲っていた。

それなら最初から雑誌に行けば良かったんじゃ、とも思ったが、

みっちゃんに順序なんか関係ない。いつもその場で考えて行動するのだ。

一通り、雑誌を入れ終わった時、さすがのみっちゃんの頭にも汗が流れていた。

その汗が壮絶さを物語っており、思わず身震いした。


みっちゃんは透かさずアイスコーナーへと向かった。

そしていくつかのアイスを選ぶと、おもむろにズボンの中に入れた。

いや違う、これはズボンを通り越して、パンツの中に入れ込んでいる。直接、モノを冷やしいるんだ。

入れた瞬間、みっちゃんの表情が一瞬、和らいだ。

男なら何となくわかる。やはり、みっちゃんは男の中の男だ。


最後、アイスで終めたみっちゃんは、出口へと向かうことにした。

だが、商品を詰め込んだその体は、中々言う事を聞かない。ただ必死に歩いて進む。

その姿に”余裕のみっちゃん”の欠片もなく、みっちゃんデラックスと化していた。

しかし、その必死さにもかっこいいものを感じた。


そして、レジの前をも堂々と通り、出口へと歩いて行く。その時だった・・・、

ボサッ!

何かがみっちゃんの服から転げ落ちた。しかも、ここはレジのド真ん前。

「しまった・・」というしかめ顔をするみっちゃん。

みっちゃんはそれを拾おうとした。

しかし、丁度膝小僧にセットされたジャンプとマガジンが、膝を曲げるのを邪魔する。

そしてバランスを崩したみっちゃんは、再び体勢を戻そうと大の字になるが、時すでに遅し、

みっちゃんはそのまま地面に激しく倒れこんでしまった。

そして服の中のスナック袋が、次々と弾け飛んだ。さらにその衝撃で2ℓペットボトルが、服を裂いて外に飛び出す。

服がビリビリに破れ始め、中からスナック菓子も飛び出してきて、一緒に宙を舞った。

そしてみっちゃんは、上半身ほぼ裸の状態で、商品が散らばった床に大の字なって、天を見つめ寝転んでいた。


遠くでその一部始終を見ていた俺は思った。

「みっちゃん、最高に輝いていたよ。」
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